2026.02.02

似てるようで全然違う、医療と福祉のパンフレット


似てるようで全然違う、医療と福祉のパンフレット

医療施設と福祉施設。
制度が違えど、どちらも「人の生活や命に関わる場所」であり、一見パンフレットの役割も似ているように感じます。

けれど実際に制作に関わってみると、その感覚はまったくの別物です。
今回は両者の「同じ感覚で作ってはいけない」という違いを含め、パンフレットを作る際の考え方をお話しします。

医療のパンフレットは「理解してもらうための資料」

病院案内パンフレットで最も重視されるのは、施設の雰囲気以上に
どんな医療体制が整っているか、何ができる病院なのかという点です。

それは何より紹介する病院にとっての強い「判断材料」になります。

もちろん、雰囲気を伝えることは患者さんやご家族にとってもとても貴重な「安心材料」となりますが、
患者さんを紹介する側の病院にとっては、感情に訴える表現よりも、事実が正確に、整理されていることが何より重要です。

福祉のパンフレットは「共有し、説明するための道具」

一方、福祉施設のパンフレットは、利用者さんやご家族だけでなく、ケアマネジャーさんや相談員さんが
一緒に見ながら説明することを前提に作られるケースが多くあります。

そして、制度やサービス内容が複雑だからこそ、パンフレットには「分かりやすい説明書」としての役割も求められます。

これらを、専門職にも、利用者さんにも伝わる形で整理することが、福祉のパンフレットでは欠かせません。

共通しているのは「ページごとに役割を考えること」

パンフレットというのは、業種によって使い方が様々です。
ページ全てを同じトーンで作ってしまうと、結果的に「よく分からないパンフレット」になってしまうこともあります。
まずは「想定する読み手」と「その役割」をよく考え、ページ構成を作っていくことが大切です。

例えば

このような感じです。

こうした構成であれば、同じ冊子でも、立場の違う人がそれぞれ使いやすくなります。
だからと言って、ページを増やしすぎても読みにくく、配布先にも分かりにくい状態になってしまうこともありますので、ページの増やし過ぎには注意しましょう。

似ているからこそ、違いを意識する

医療と福祉は、似ているようで、「求められる情報」も「伝え方」もかなり違います。

その違いを理解せずに作られたパンフレットは、「情報は載っているけれど、使いにくい」そんな印象になりがちです。
現場の方達にとって、何より分かりやすく伝わりやすいパンフレットを設計すること。
それが、私が制作で大切にしていることです。

パンフレット制作を検討されている方は、ぜひご参考にしていただければかと思います。

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